半人前なりの日常ときどき旅趣味語り

ほんのり鉄分を含んだ、過去の旅の思い出を

2013.8.21_最高地点へ_中央本線,小海線…

薬疹の病み上がりでも諦めきれず…

 

どうもお久し振りです。鐵猫です!
リアルがバッタバタで、更新が滞っていました(;・∀・)

 

さて今回は、人生2度目の18きっぷの旅の思い出を、余談も交えながら語りたいと思います。

この日は、小海線沿線にある鉄道最高地点に行く事を目的として、このような行程で旅をしました。
大宮→新宿→高尾→塩山→甲府小淵沢→野辺山→小諸⇒軽井沢⇒横川→高崎→大宮
(⇒は18きっぷ不使用の区間

なお今回の旅記録も、本文が6000字程度あるので、時間に余裕のある時に読んでもらえると嬉しいです(笑)

 

それでは出発進行!

 

大宮~高尾 E233系で非日常の入り口へ…

大宮駅に到着したのは5時30分頃。この日は埼京線からのスタートです。

6時台からこの駅に来始める湘南新宿ラインを待つよりも、埼京線の各停に乗る方が新宿駅着が早かったので、埼京線を選ぶことにしました。

 

乗車した車両は、この年の6月末にデビューしたばかりの新入りさん、E233系7000番台
先頭車にアンテナがたくさん生えているのが特徴的で、カッコいイイ車両だと思っています。

E233系自体は学生時代に何百回も乗車したことがありましたが、埼京線では205系りんかい線70-000系のイメージが強かっただけに新鮮味を感じられました。

車内は、7人掛けの座席に1~3人しか座っていない程ガラガラで、ここまで密じゃない埼京線上りに乗ったのもまた初めてだったものですから、より新鮮味が深くて…。
馴染みのある路線でも時間帯を変えて乗るだけで新たな発見が出来るんだなぁと気付きました。

 

6時17分、新宿駅に到着しました。
時間帯ゆえか、乗降者数世界一の駅のわりには駅構内の人口密度が低かったです。よく考えたら、さっきの埼京線の車内も空いていたし…

もし今後、新宿駅を通るルートで行程を組むとしたら、なるべく早朝を狙うようにしたいと思いました。

 

その後、12番線ホームに向かい、中央特快に乗り換え。

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乗車率は座れるか座れないか微妙なくらいで、自分は殆どの区間で立っていましたが、そのおかげで一瞬ながら豊田車両センタークハ201-1をチラ見できましたよ…!

高尾駅が近くなるにつれて耳に違和感を覚え始めて、景色が少しずつ長閑なものに変わりました。

 

高尾~小淵沢 だんだん耳が痛くなる~

高尾駅小淵沢行きの列車に乗り換えました。ここから先は115系にバトンタッチ。

年齢差の大きい新旧の並びを見ていると、なぜかこう、萌えるんですよね。
この車両たちがどんな会話をしているのか…なんて想像しちゃいます(笑)

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山梨県に入ると、「ハッピードリンクショップ」と書かれた自販機コーナーを何度も見かけるように。
それが何なのかググってみたら、山梨県内の至る所にあり、近辺の他県にも設置されている自販機コーナーだそうです。

なお、このハッピードリンクショップには「ハピドリ」という略称もあるみたいですが、某海外グロアニメに似ている気がするのは気のせいということにしておきましょう…

 

 

勝沼ぶどう郷塩山駅間での景色がステキに見えたので、走行中に思わず撮影。

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山梨県には夜景が綺麗な場所が多数あるらしく、小学生の頃に行った山梨へのバスツアーの帰りに、中央道で夜景に見とれていた記憶があります。
機会があればまた夜に訪ねてみたいなぁ…

 


塩山駅では、特急列車の通過待ちのため15分程度停車しました。
この間、じっとしているのは何となく勿体無い気がして、一旦改札を出ることに。

自分の他にも同じことをする人が何人かいて、それも全員18きっぱーだったようで、勝手ながら仲間がいる気持ちになれて嬉しかったです。

駅を出て少し歩いた場所に、信玄公の像と、そのすぐ近くには信玄公をイメージしたと思われるトイレがありました。
他の場所では見れそうにないご当地トイレだと思ったので、すかさずパチリ。
ここでもしトイレから誰か出てきたら、色んな意味でここで旅が終わっていたかも…(汗)

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ちなみに、このバカ停長時間停車中でもドアは開きっぱなしなので、虫さんが無賃乗車してくることがよくありました。

自分自身はSATSUGAIレベルのを持った虫以外ならバッチコーイだし、山間部だから虫が多いのは致し方ないんですが、車内の何人かの乗客が虫を見て怖がっていたので、開けっぱなしにしておくのは考え直してみた方が良いのかも?なんて思いました。

 


その後、甲府駅でも長時間停車があり、この間には手洗い休憩を済ませました。
こういう大きめの駅で長時間停車があると、合間に買い物やプチ散策も出来たりするので、とても重宝します♪


甲府駅の次に停車したのは、竜王駅。
RPGをプレイしたことがある方にとってはピンとくる駅名かも?
ひらがなで書かれていると、より一層「世界の半分をお前にやろう」感が増した…ような!?

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その後、小淵沢駅の1駅前の長坂駅でボックス席が空き、1駅だけでもゆったり景色を楽しめて満足♪

 

小淵沢~野辺山 いざ最高地点へ!

小淵沢駅に到着後、次の列車まで40分以上時間が空いたので、駅周辺をウロウロ。
駅の入り口の右側では、紅白のポストが仲良く並んで口を開けておりました。

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ここから乗車するのは「八ヶ岳高原列車」で、見た目はごく普通のキハ110なんですが、電光掲示板で案内される種別の英語表記がExtraLocalになっていました。
あまり見かけない表現かも知れませんが、調べたところ他の路線でもこの英語を見かける機会はあるようです…!


ちなみに、翻訳ツールでこの英語を翻訳させたところ
「余分なローカル」
だそうです。やっぱり意味わかんない。。。

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あと、すっごい個人的な余談なんですけど、小淵沢の「淵」って漢字を書くの、少し難しくないですか…?

 

八ヶ岳高原列車の車内では、路線や沿線の紹介を交えた自動放送が流れていて、清里野辺山駅間の踏切の手前で「踏切の所が最高地点です」と言っていたのが特に印象深かったです。

 

11時29分、野辺山駅に到着!

駅のホームには「JR線最高駅野辺山」と書かれた柱が立っていました。
木の表面を削り取って作った柱が何ともワイルド!

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鉄道最高地点があるのは、野辺山駅から小淵沢方面に約2km離れた場所で、薬疹からの病み上がりの身体でこの道のりを歩くのは大変かもと考え、駅前に停車していたタクシーに乗ることに。
「最高地点まで」と言っただけで目的地まで連れて行ってくれたのは、当たり前のこととは分かっていても嬉しかったです。。

 

天気が良く道も空いていて、混雑にも巻き込まれることなくあっという間に最高地点に到着!

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写真では分かりにくいかも知れませんが、最高地点の柱近くにある「鉄道神社」には、 SLの動輪とレールが祀られていて、本坪鈴の代わりに犬釘が吊り下がっていて、賽銭箱はもしかして枕木…?

そんな鉄分の濃厚な神社で、これからの旅の安全を祈願(^人^)

 

最高地点でのひと時を愉しんだ後、復路でもタクシーを利用することに。
電話をして10分後に来てくれたのは何と、往路と同じ運転手さんでした!

 

次に乗車予定の列車の時刻を伝えると、発車まであと2,3分のところで駅に到着してくれました。

そんな時、アホなことに10,000円札と少額の小銭しか持っていないことに気付き、仕方なく10,000円札で運賃を支払うことに…。もちろん良い顔はされませんでしたが、ギリギリでお釣りを出しきってくれました…。 

タクシーの運転手さんには申し訳なさとありがたさの極みです。。。


野辺山~横川 18きっぷを過信しないで

野辺山駅に到着後、小諸行きの列車に乗車。
お昼どきでお腹が空いてきたので、小淵沢駅前で買った鮭おにぎりを頬張っていました。

山々の緑を見ながらの食事というのもなかなかにオツなもので、また乗る機会があれば次はかつサンドを食べながら景色を楽しんでみたいです♪

 

小海線小淵沢駅から小諸駅までの景色を簡単に説明するとすれば、乗り始めてしばらくは森林に囲まれていて、次第に民家などの建物がよく見える開放的となって行く、というイメージでした。

 

また、小海線のどこかには、こんな可愛らしい駅名もあります。
太多線の姫駅と仲良くできそう!?なんてね

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小海線にはイメージキャラクターが2人(?)いて、キハE200の方は「うみくん」、キハE200の擬人化みたいな娘は「ぶりっとちゃん」というらしいんですが、ググるまで擬人化の方を「こうみちゃん」と思い込んでいただけに、意外な名前でショックが大きかったです(笑)
中の人のネーミングセンスにただただ脱帽。。。

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ひと昔前まで「こうみくん&ぶりっとちゃんの部屋」という長野支社の公式Webページがありましたが、最近覗いてみたら「お客様がお探しのページは見つかりませんでした」と返されたので、あとはお察しくださいませ…
これはきっと娘の名前がアウトだったのかもね

 


列車の終点・小諸駅まで乗車し続けた後、しなの鉄道の軽井沢行きに乗り換えました。

ここで乗車したのは115系ですが、なんとこの車両、トレインチャンネル的なものが設置されていたんです!
それでいて、ドアは手で開ける旧仕様というギャップ!!まさに萌え要素ですね(えっ…)

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しなの鉄道の小諸~軽井沢駅間をひと言で言えば、山の景色を楽しめる区間で、信濃追分駅に停車中に浅間山がバッチリ見えたのが特に印象深かったです。

 

 

終点の軽井沢駅で下車して改札に向かうとなんと、改札に長蛇の列が!
何事か?と思ってよく見たら、18きっぷを片手に持った人たちでした。


先ほどの小諸駅では、小海線しなの鉄道の乗り場が改札で隔てられておらず、列車内で検札もなかったので、小海線からそのまま乗り換えて来てしまった人が多数いたようです…。案内をちゃんと読まないからこうなるんだって
18きっぷの旅をしていると、18きっぷにまつわるこうした場面に遭遇することも時々あって、そんなハプニングを笑って許せるくらいの心の余裕も旅には必要かも知れません。

 

なお自分は、しなの鉄道に乗る前に小諸駅で一旦改札を出て乗車券を買っていたので、長蛇の列をあっさりスルーしましたとさ。とは言え、人混みには多少足止めされたけどね

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その後、軽井沢~横川駅間を運行するJRバスの乗り場に向かいました。

お気付きの方もいるかも知れませんが、軽井沢駅長野新幹線(現在で言う北陸新幹線)も停車するので、大宮駅までラクに帰ることもできます。
もし旅の途中で体力維持がしんどくなったらこの手を使おうと考えましたが、出発時より何故か元気になっていたので、本来の予定通りバスに乗ることにしたのでした。

 

バスの発車時刻は、しなの鉄道の列車の到着時刻の約10分後に設定されていて、自分がバスに乗った時点ですでに発車時刻ギリギリ。
でもその後で、先ほどの長蛇の列に並んでいたと思われる人たちが続々と乗り始め、発車予定よりも大幅に遅れて発車しました。


ちなみに、このバスで18きっぷは使えず、運賃は車内で現金で支払う形になっていますが、JRだから18きっぷを使えると思い込んでいる人もたまーにいるみたいです…。だから案内はちゃんと読もうね

 

横川~大宮 小淵沢で会った人だろ

横川駅を訪ねたのは人生2度目で、中学生の頃に鉄道文化むらに行った時以来でした。

中学時代は「鉄道マニア」という言葉をチラッと聞いたことはあっても、「ふーん、そんな趣味もあるのか」程度にしか思っていなくて、まさかその5年後に鉄ちゃんの仲間入りをするなんて誰も想像していなかったと思われます。

そんな予想外なことがあるから、人生って楽しいですね(笑)

 

で、今回はその鉄道文化むらには立ち寄らず、列車の発車時刻が近くなるまで横川駅の付近を散歩することに。

この日は駅名標などに海抜が書かれている駅を見かけることが多く、横川駅の駅名標には386.56mと書かれていました。
最高地点から1,000m近く標高が下がったと知って、これまで辿った道のりの険しさと、そんな道でも安全運転に努めていたことを強く実感…。

何気なく走っている鉄道車両ひとつも、安全に走れるようになるまでには多くの人々の力や知恵などが結集していて、「この路線は見ごたえが悪い!」「揺れまくっていて乗りごこち悪い!」とか軽々しく文句を言っちゃいかんと反省。。。

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ひとしきり歩き終えて、横川駅の改札内で電車などを撮影していると突然
「ねぇ、さっき小淵沢にいたでしょ?」
と、知らない人が自分に話しかけてきました…!


内心すごく驚きながらも「はい、そうですけど…」と返すと
「野辺山とかでもササッと写真を撮っているのを見かけて、プロの撮影者かと思ったよ」と言われました。
撮影に使っていたのはスマホのカメラだし、服装は思いっきりA系だったんですけどね…

 

その後、自分を目撃していた人が他にも数名いたことが分かり、その目撃者たちとも会話が弾んだので、信越本線でボックス席を共にすることに。
これまで乗った路線や、この日の行程など、鉄トークに花を咲かせ続けていました。

 

そんな楽しい時間はあっという間に過ぎ、気付いたら高崎駅に到着…
話に夢中になり過ぎて、信越本線の景色は殆ど覚えていないですが、とにかく楽しかったからヨシ!
いずれ景色を拝みに再乗車したいです。

 

その後は、帰り道がそれぞれバラバラだったので、高崎駅で解散して、自分ひとりで大宮駅まで帰りましたとさ。

 


旅を終えて…

何度かチラッと話していた「薬疹」について詳しく話すと、この旅の2週間前、薬の飲み合わせが原因で薬疹に襲われて、えげつない寒気と頭痛も感じ続けていて、夏季休暇中はほぼずっと寝込んでいました。
そんなことがあり、旅当日も本調子では無かったんですが(本調子の80%くらいだったかな?)、旅に出たい気持ちが抑えきれなくて、むしろ旅をすれば元気になれるんじゃないかと思ったくらいで、朝4時くらいに起床して家を飛び出しました。

体調を崩さないか心配しながらの旅ではありましたが、結果的には出発時よりも心身ともに健康に近付いたと自覚しています。

 

この旅を終えて数年後の視点として1点お小言を述べるとすれば、昼食の時間を考慮した行程を組めるようになると、また一味変わった旅にできそうではないか?というのがこの日の反省であり、これからの期待でもあると考えました。

 

乗車した車両

モハE233-7202(大宮~新宿)
クハE232-512(新宿~高尾)
クハ115-1065(高尾~塩山)
モハ114-1176(塩山~甲府)
クハ115-1104(甲府小淵沢)
キハ110-115(小淵沢~野辺山)
キハ110-114(野辺山~小諸)
クハ115-1017(小諸~軽井沢)
モハ114-1090(横川~高崎)
サロE232-3028(高崎~大宮)

 

今回はここまで!

最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

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2013.8.2_初めてのひとり旅_常磐線,磐越東線…

初めてということもあり、みっちりと計画を立てた「つもり」だった…

 

どうも、鐵猫です!

今回は、いまから丁度7年前の今日、2*歳にして初めて経験した青春18きっぷの旅について語ろうと思います。

字数が約6000字とやや長いため、見出しと画像だけ見て帰るのも全然OKです(笑)

 

この日はこのような行程で旅を進めました。

大宮→上野→取手→土浦→水戸→いわき→小野新町→郡山→新白河→黒磯→宇都宮→大宮

 

それでは出発進行!

 

大宮~上野~取手 予想外の「密」 

18きっぷを自動改札機を通せないことは知ってはいたものの、駅員さんにきっぷを提示して改札を通ることに慣れておらず、コミュ障気味でもあった自分にとってはちょっぴり緊張(汗)

いきなりは不安だったので、見知らぬ先輩18きっぱーさんたちの改札の通り方を傍から確認していました。

おそるおそる改札の駅員さんに18きっぷを見せると、特に何事もなくスタンプを押され、「いってらっしゃいませ」と言われて改札を通してもらえました。

こうして念願の18きっぷデビュー!(∩´∀`)∩ワーイ

 

 

5時50分、高崎線から来た上野行きの普通列車に乗って大宮駅を出発し、そのまま終点の上野駅まで乗車し、一旦改札外に出ることに。

何度も降りたことがある割には公園口からしか出た記憶が無かったので、今回はパンダ橋口から出てみました。

 

朝6時台の駅前や駅構内の人並みは疎らで、ちょっぴり怪しげな曇り空ながらも風が心地よくて、「いい朝だな~」なんて暢気に時間を過ごしていました。

馴染みのあるはずの場所でも、時間や視点が異なることで別世界に見える不思議…

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少しの間、外で息抜きしたら再び改札内へ。

「今日は平日だから、きっと電車も空いているはず♪」なんて思いながら、ルンルン気分でホームに向かっていました。と言っても、スキップはしていませんよ 


列車が来る数分前にホームに到着出来たので何とか座れはしたものの、想定していたよりもかなり乗客が多い気がしました。

発車する頃には、向かいの座席の上にある窓から、外が僅かしか見えない人口密度に…。

駅に停車する度に次々と乗客が増え、それに比例するように謎の不安が強まるばかりでした。

 

乗客たちの様子を見ていると、20歳前後と思われる年頃の男女の比率が高く、よく見るような通勤ラッシュとは異なる雰囲気でした。彼らの身なりも、街中でよく見かける私服というよりは機能性重視な感じ。

「もしやこれは何かのイベント…?」と思って、その場でググってみたら、この日(2013年8月2日)は、国営ひたち海浜公園にて開催の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013」の初日だということが分かり、納得!

 

自分にとっては全くと言って良いほどに縁遠いイベントですが(でも1度行ってみたい)、無縁だっただけに新たな世界をほんの少し垣間見た気分になれました。

景色だけでなく、人々の様子を見ることで未知の世界を知る…それも旅の魅力のひとつなのかも知れません。

 人の数はものすっごい想定外でも、予定していた列車自体は定時通りに動いてくれていたので、「実害」には値しないレベルだと考えています。

 

 

…とは言え、想定外のに耐えかねて、途中の取手駅にて急きょ下車。

この駅で降りたのは約5年振りで、関東鉄道常総線の沿線にあった親戚の家に行く途中で何度か降りたことがありましたが、ひとりで来たのは初めてで、ちょっぴり違和感を覚えていました。

 

駅西口から出て目の前に見える看板の、実現させよう、常磐線の東京駅乗り入れ!という文言が、令和の現代となっては古き良き時代を感じさせますね(どこが)

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駅近のどこかで落ち着きたいと思って、駅西口側にあるスタバに立ち寄りました。

当時この店があったのは「ボックスヒル取手」でしたが、2020年3月に「アトレ取手」に改称されたそうです。へぇ~知らなかった…

個人的に、スタバのメニューの中では「ベーコンとほうれん草のキッシュ」がすごく好きなんですが、今回はお腹は空いていなかったのでホットティーだけにしました。

それにしても、朝早くからオープンしてくれていたのはとても有り難いことです(^人^)

 

…さて、話が脱線しましたが、少し気分転換出来たところで再び常磐線に参戦…じゃなかった、乗車!

 

取手~水戸 直流区間から交流区間へ…

取手~藤代駅間では、前面展望のようなことをしつつデッドセクションを通過する様子を見守りたいと思ったので、先頭車両に乗車することに。

「かぶりつき」はすでに先客がいたので出来ませんでしたが、仕方ないです。そういうことも許せる心がないと旅ってやって行けないと思います。

 

このデッドセクションというものの存在は、かなり前に某テレビ番組で紹介されていたのを偶然見て知りました。

何物なのかは割愛するとして(うまく説明できる自信ないから)、どういうものかを知ってしまうと、あの紅白のシマシマの看板の所を通る度にハラハラしますよね…え、しない?

 

その後、佐貫~牛久駅間では走行速度が130km/hに達する瞬間を見る事ができました。実は、速度も気になっていたんですよ(笑)

全国を見ても、ここまでの速度で走る普通列車は少ないので、珍しいものを体感できた気分になって、心の中でウェーイ!!と興奮していました♪

 

 

土浦駅に停車すると列車の切り離しが行われ、15両編成から5両編成での運転に。

切り離しのことを知らなかった(?)10両側の乗客が大勢、押し寄せるようにホームに出るなり5両側に向かっていて、切り離し作業の係員たちもビックリしていた様子でした。

自分は5両側にいたものの、ここでもに圧倒されて列車を出て、一旦改札外へ退避…

 

駅前では、宇宙アサガオと書かれたアサガオが栽培されていました。

蔓が宇宙まで届く長さまで成長したがっていそうな程にニョキニョキと。

素敵な花色で可愛らしかったです。

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その後も駅前のあちこちを歩いていたら、「土浦市は、れんこん生産日本一」と書かれた看板も見かけ、「へぇ~そーなのかー」なんて思ったり。 

レンコンは、子どもの頃は少し苦手でしたけど、今となっては味噌汁や、おでん、炊き込みご飯に入っていても美味しくいただけるようになりました。

鉄道をイメージしたとあるお弁当でも、レンコンがSLの動輪に見立てて入れられているのを見たことがあります。あのお弁当、美味しかったからまた食べてみたい…!

 

元々は上野~水戸を途中下車なしで乗るはずだったのに、すでに予定外の下車が2回も。

この旅をして7年が経とうとしていますが、この頃は本当に怖いもん知らずだったとつくづく思いますよ、ええ。。。

 

 

水戸 気になるタワーをひと目見に

水戸駅に到着後、北口を出ると光圀様と助さん格さんがお出迎え。

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駅前を見渡している内に、売上本数が300万本を突破したことで「茨城県の人全員が持っている計算になる」と言っていた、モンハンのコマーシャルを連想したのですが…知らない人はスルーしてもらって良いです(汗)

 

さて、先ほどの途中下車とは異なり、水戸駅で下車したのは当初の予定内でした。

と言うのは、駅から歩いて20分ほどの場所にある、水戸芸術館のシンボルタワーを見てみたかったのです。※個人差があります。

 

100メートルもの圧倒的な高さと、遠めから見ても「何だアレは!?」と思わせる独特の形状に惹かれて、間近で見てみたいと前々から思っていました。

上の方には展望室があり、一般人でも有料で中に入って昇れたようですが、昇降に時間がかかりそうだと思って、今回は真下から覗くだけで満足。実際、エレベーターの速度がゆっくりだというレビューは見たことあるし…

次に行った時は昇ってみようっと。

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駅まで戻ろうと、黄門さん通りを歩いていたらバス停を発見し、「あわよくば、もうすぐバスが来るか…」なんて思っていたら何と、すぐにバスが到着!もちろん乗りました!(笑)

 

水戸駅に戻り、再び常磐線ホームへ向かう途中で、水郡線の発車案内を見かけたんですが、

常陸大子常陸大宮が並んでいて、「似たような行き先が多いから慣れていない人大変そう」なんて勝手に思いました。

これらに加えて、常陸太田という紛らわしそうな行き先がもうひとつある上に、常磐線と比べても運行本数がかなり少ないので、利用することがあればちょっと気を付けた方が良いかも知れませんね…なんて。

 

水戸~いわき~小野新町 非日常に心躍らせ

いわき行きの列車は、先ほどまでの列車と比べものにならないくらい空いていました。

区間によっては1両あたり10人もいなかったような?いわゆる、空気輸送に近い状態。。。

 

この区間で乗車した車両は211系によく似た顔の415系1500番台で、フカフカというより少しくたびれた感触の座り心地。個人的には好みです。

駅間がやや長い区間があり、そこそこスピード感もあり、海も時々チラッと見えて、乗っていてなかなか楽しかったという感想。海無し県出身者としては、海が見えるだけで興奮しちゃう

外に見えたハワイアンズの看板を見て「遠くまで来ちゃったなぁ」と感じながら…

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いわき駅で下車した頃には12時台。丁度お昼どきということで、駅のすぐ近くにある半田屋にて、オムライスをいただきました。

お手頃価格と美味しさで幸せな気持ちに(*´ω`) 

この日のいわきは大宮などと比べて肌寒く感じたので、温かい味噌汁が付いてきたのも嬉しかったです。

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昼食を食べ終えて、しばらく駅の付近をのんびり散策した後、磐越東線に乗車。 

気動車の乗車は、取手駅の部分でも書きましたけど関東鉄道での乗車以来5年振りでした。

慣れない音や振動、車内の雰囲気に戸惑いながらも、未知の世界を見に行くことへの期待の方が大きかったです。

 

小川郷駅に停車中、線路の外に古びた客車のようなものを発見!

調べたところ、ナヤ11-2という車両だそうで、役目を終えてレールから降ろされてもなお、1日数本走る列車たちをひっそりと見守り続けています。

姿は姿でも、「定められた場所しか通れないレールから解放された」という意味では、前よりもラクになれたのかな?なんて思ったり。

現役時代の活躍ぶりをロクに知らない身が言うのは変かも知れませんが、おつかれさまでした…

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本来はストレートに郡山駅まで乗車する予定でありましたが、唐突に「途中駅で降りてみたい」と思い、乗り換え案内で後続列車を調べた上で小野新町駅で下車。

はい、予定外の途中下車3回目~

下車したことを後悔はしていなくても、予想以上に駅前の人の気配が少ないことに不安を感じていた記憶があります…。

ただ、どうあがいても列車は来ないし、ましてや時間の進みを早くする呪文を使える訳でもないので、次の列車が来るまで暇つぶしに駅周辺を散策してみました。

 

散策中、地元の人に突然「おや、珍しいね」と声をかけられました。

内心ちょっとビックリしながらも、好意的な雰囲気だったので話し相手になることに…。

埼玉から18きっぷで旅をしていることを話すと、18きっぷに興味を持ってくれて、「こんな便利なきっぷがあるんだねぇ」と言われました。 

この場で10分くらいは話していた記憶があり、楽しい時間を過ごせたと思っています。

あの人、いまも元気にしているかな…

 

その後、散策を続けていると「こまち桜回廊」と書かれた看板が…!

この辺りは小野小町に縁のある地だそうで、こうした名前になっているみたいですが、名前と言い看板の色と言い、E6系の連想不可避でした。。。

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この他には、「リカちゃんキャッスル」なるものも見つけて、中の様子がとっても気になりましたが、建物をチラッと見たのみで満足。

さすがに中に入る勇気はありませんでした(笑)

 

 

小野新町~郡山~大宮 家に帰るまでが旅

1時間半の散策の後、郡山行きの列車が入線するなり、神降臨キター!!と言わんばかりに大げさに嬉しくなっていました。列車が来ないのが心細かったもので…。

旅慣れた今となっては、待ち時間を心細く思うことには共感し難いですが、当時の自分にとっては列車が1時間以上来ないことを想像し難かったんです(笑)

待ち時間の1時間を楽しめるか、つらいとしか思えないかは、鉄道旅を続ける適性があるかの分岐点かも知れません。1時間待ちの路線なんて全国見渡せばたくさんあるからね

 

小野新町郡山駅間の列車内では、流れる景色をボーっと見続けることが多かったです。

一見同じような景色でも、普段見慣れない建物や植物とすれ違う度に新鮮味を感じられて、飽きることはありませんでした。

途中で停車した菅谷駅駅名標の周りに、色んな種類の花たちが植えられていたのも印象的で、思わずパチリ!夏らしくて素敵です…!

他の季節には他の植物を楽しめそうで、リピート欲をくすぐられるかも知れません。

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終点の郡山駅に到着後、当初乗車を予定していた黒磯行きの列車をあと数秒差で乗り逃したため、仕方なく次の列車を待つ事に。

こういうことも自己責任と捉えて、落ち込まず、どうするべきかを考えることが大切ですね。

 

ひとまずは後続の列車の時刻を確認した上で、時間が近くなるまで待合室のベンチに座ったり、ホームをのんびり歩いたり、列車の連結シーンを眺めたりして過ごしていました。連結シーンって浪漫を感じますよね…

水郡線のホームまで足を運んでみたら、ちょうど水戸行きの列車が入線していて、「もしやこれに乗れば巻き返せる…?」とアホなことを一瞬考えたものの、この列車に乗ると帰宅時刻が大幅に遅れると分かるや否や、即諦めました(笑)

 

 

その後、黒磯行きの1本前の新白河行きに乗車。

後続の黒磯行きに乗車しても黒磯駅に到着する時間は同じですが、少しでも早く先に旅のゴールに近付きたいという、気休めの気持ちゆえの乗車でした。

 

ここから先も数回の乗り換えをした末、20時44分に大宮駅に到着!

 

 

初めての旅を終えて

都心と同じ感覚で「電車なんてすぐ来るものでしょ?」と気軽に乗り換えようとすると痛恨の一撃を受けることが、よーく分かりました。

ただ、張り切り過ぎていきなり遠方まで足を運ばず、多少道を外してもその日の内に帰れそうな路線を中心にしておいたのは我ながら適切な判断だったと考えています。

また、1本遅い列車に乗っただけでもシワ寄せで2本3本と乗り遅れる、という教訓を得た日でもあり、初めての日のうちに気付けて良かったと思っています。

 

学生時代より鉄道が好きではあっても、色々あって乗り鉄は殆ど出来ず。
それでも、18きっぷで旅をしてみたい、という夢を捨て切れず、社会人になって落ち着いてきた頃になり「いつ行くか?今でしょ!」と意を決して始めたのがこの旅でした。

ちょっぴり遅咲き(?)で、ハチャメチャで、それでいて充実…

様々な学びを得たことで、これからの旅ももっと楽しみたい!とやる気が向上した1日でした。

 

 

乗車した車両

サハE231-1118(大宮~上野)

クハE531-10(上野~取手)

クハE531-1007(取手~土浦)

クハE530-21(土浦~水戸)

モハ415-1530(水戸~いわき)

キハ112-102(いわき~小野新町)

キハ111-107(小野新町~郡山)

クハ700-1508(郡山~新白河)

モハ719-36(新白河~黒磯)

クハ210-3033(黒磯~宇都宮)

モハE231-1056(宇都宮~大宮)

 

今回はここまで!

最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

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旅記録の方針(投稿はまだ待ってね)

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どうも、鐵猫です!

 

最初の旅記録を書き進めてはいますが、いかんせんリアルが忙しく、時間を作るにも限界があるので、最初の投稿日時はまだ未定です…

「忙しいは言い訳だ!」「時間は自分で作るものだ!」と思う方は多分このゆるゆるブログを読むには向かないかも知れませんよ。。。

 

さて、そんな旅記録を書くにあたっては、以下の5点の方針に則して書くよう心掛けています。

  • 話し言葉に近く、自然体で
  • なるべく専門用語を抑える
  • 個人的な感想も交えながら
  • 旅先への意見は言葉を選ぶ
  • 基本的に前向きな気持ちで

時間がかかっているのは、こうやって自分なりに何かと気を遣っているためでもあります(言い訳)

 

いずれも大体は言葉通りではありますが、以下で詳しく話したいと思います。

※文章が長めなので、飛ばし読むなり離脱するなりご自由に…

 

話し言葉に近く、自然体で

ブログを書く際は「身近な人に話すような書き方が望ましい」と言われているようです。たとえば、友達や家族、過去の自分などなど。

もちろんこれが絶対正義ではないにしろ、レポートや論文のような書き方よりも自然な口語調で書かれているブログの方が、読者目線で親近感を覚えやすく、心に留まりやすいものが多い印象があります。あくまでも自分自身の主観ですけどね。

 

かく言う自分がかつて某所に掲載していた旅記録は、ガッチガチのだ・である調でしたけど、最近になって読み返したら段々恥ずかしくなってきて読むのをやめましたとさ。。。

いつか気が向いたら比較用に載せてみようかなと思っているので、お楽しみに(誰得)

 

なるべく専門用語を抑える

このブログは経験豊富なマニア向けではなく、旅や鉄道を趣味としていない人に読まれることも想定していて、「こんな楽しみ方もあるよ」「知識や経験に自信がなくても大丈夫」ということをさり気なくでも発信することを目的としています。

また、「列車での旅に興味があるけれど、昨今のコロナの状況を考えると乗りに行けない」という人を少しでも旅気分にさせたいという思いも持っています。

 

特に専門的な物事を抜きにしても楽しめる(と自分では思っている)ので、専門用語の羅列で読み手を選ぶことはせず、たとえ専門用語を出す場合も謙虚な姿勢で言葉を発したいです。

と言うか自分はテツを自称するには微妙で、知らない用語も実は多いです…

 

個人的な感想も交えながら

旅記録では、どちらかと言えば感想というよりは批評に近く、無感情に事実を述べた書き方を多く見かける印象です。

中には感想そっちのけで「論文かよ?」と思わせるような堅苦しい書き方の人もいて、そこまで行くと無機質的で面白味が伝わって来ず、旅したい気持ちにもなれず、「おもんない」なんて思いながらそっと閉じちゃいます…

 

自分の経験則では、個人の感想も有益な情報源として役立っていると考えます(但し私怨を除いて)。

読む側や感想を受ける側にも配慮して、なるべくきちんとした言葉を使うよう心掛けますが、もし語彙力を失っている文章を見かけたら、そのくらい強い気持ちになったんだな、と思ってくださいませ…

 

旅先への意見は言葉を選ぶ

旅好きの人の中には「お金を落としてやってんだぞ」という無礼な態度で旅をする人もいるそうですが、旅先のお店の人や交通機関で働く人も、旅する人たちのために時間を割いてくれています。

 

例えば、「この料理はまずかった」「○○系が来なかったのが不満」といった辛辣なレビューがあったとします。

もしその言葉たちが旅先の人たちの目に入ったら、どう思われるでしょうか?逆の立場となってみた場合を想定してみれば分かりやすいかも知れません。

自分がそんな風に言われたら凹んで泣きながら不貞寝しますよ…(おとうふメンタル)

 

怒りや不満を並べるのは簡単ですが、受け取る側は思いのほか深く傷ついているものです。

それだけでなく、読み手にとっても気持ちの良いものではないはずです。

よっぽど酷い対応をされた場合であっても、時間を割いて対応してくれたという感謝の気持ちは忘れず、大人の対応をしたい姿勢です。言葉で言う以上に難しいことだけど、すごく大事だと思うから…

 

基本的に前向きな気持ちで

もし、旅の感想として「疲れた…」「晴れなくて残念…」という悲観的な言葉を読み手が見たら、どのように思うでしょう?

 

もしかしたら自分の方が稀有かも知れませんが、人の失敗を見聞きしても全く笑えない性格ゆえに「で?」としか思いません。少なくとも、楽しそうには見えないです。。。

とは言え、旅では普段の生活と離れた場所に身を置くわけですから、良くないことも付き物であることは十分承知しています。旅行者各自の捉え方の問題だと思うんですよね。

 

自分の場合は、例えば「疲れを忘れさせるくらい楽しかった」「雨の日なりの楽しみ方を探そう」という感じで気持ちを切り替えています。

向かい風でも自己責任だと現実を受け入れ、そうしつつも悲観はせず折角の機会だから楽しんでやる!という具合で。

それで、その時のままの気持ちをここでも伝えてみたいです。

 

あ、もちろん無理はしていませんよ!本当にどうしようもない時はネガ発言をする場合もあるかも知れません。

でも基本は、実際に旅をしている時のようなワクワク感を思い出しながら書きたいんです。その方が長続きしそうだし…

 

 

 

…長々と書きましたが、以上です。

 

自分のような書き方が正解だ!とは考えていません。

むしろ、自分のような書き方をする人はあまり見たことが無いので、率直に言えば些か自信が無い気持ちもあるにはあります。 

気負わず自然体で、それでいて読み手側にも楽しんでもらえる記録を書けたら、それで楽しんでもらえたら嬉しい限りです。

 

ではまた!

 

Hello, Hatena!

どうも初めまして。鐵猫(てつねこ)と申します。

ブログ自体は初心者ではありませんが、はてなは初めてです。どうぞよろしくお願いします。

 

 

これまで他のブログサイトで記事を書いていた時期はあったものの、色々あってブログ自体と疎遠になって早4年が過ぎました。

そもそも、数多のブログサイトの中から何故ここを選んだのか?と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、その前に、なぜブログを再開したくなったのか?を少し長々と説明したいと思います。

長いかも知れないので、嫌な方は「鐵猫」という名前だけでも覚えてくれれば嬉しい限りです。

 

 

まず、ブログ再開に至ったきっかけは、過去に行った旅の記録をネット上に公開したくなったことでした。

「外出自粛」「家で過ごそう」と世間で騒がれ続ける昨今、家でも楽しめることは何かないかを探していた際に、これまで行った旅の記録をまとめるのはどうか?というアイデアが浮かんだのです。

2013年夏から少しずつ始めてきた、鉄道路線乗りつぶしを主な目的とした旅。これらの写真や当時書いたメモなどを振り返り、ひとつの記録として発信したいと思ったのです。

旅での出来事を振り返りながら旅気分に浸ったり、投稿内容で読み手を楽しませたりして、ひと時の暇つぶしにひと役買えれば嬉しいなぁと。

 

記録を書くだけならメモ帳や文書作成ソフト等でも書けますが、ある程度の経験を積んだ状態ゆえ自分の中にだけ留めるのは何となく勿体ない気がして、それならネット上に公開しようと考えたのでした。

 

実は、旅に関する記録は過去にも書いたことがあったものの、どのような方向性で書くべきか定まらず背伸びして書き続けてしまい、結局続けることが出来ませんでした。

モロに「背伸びした状態で歩き続けて足を傷めてコケる」というイメージです(汗)

 

いくら「再開したい!」という熱い気持ちがあっても、コケた原因が分からないことには同じ失敗を繰り返すだけ。

原因を考えた時に思い当たったものは、先程述べた背伸びも勿論ですが、発信ツールの誤りも一因として挙がりました。

 

 

まだ背伸びしていた頃はAから始まるサイトを利用していて、元は友人からの勧めで会員登録し、その成り行きでブログを書いていました。

足跡機能やアクセス解析で多数の読者がいることを知れたのはモチベ維持に繋がりましたが、Aは絵文字を多用する人やコミュニティ意識が強めの人が多く、全体的にキラキラした印象で、マジメぼっちな自分にとっては浮いている感覚が否めず、次第にやる気と共にフェードアウト…

 

参考までに、現在は日常的なちょっとした情報を発信するツールとして主にTwitterを利用していますが、そちらはご存知の通り投稿できる文字数が140字までに限られています。

それなら「スレッドにしたり画像に文字を入れたりすれば?」と思う方もいるかも知れません。

確かに、この方式にすれば長文を半ば強引に投稿することも可能ですが、記録をざっくり書いてみたところ旅1日分だけでも2000字超、画像は20枚前後になると判明…。

たとえ画像に文字を入れまくったとしても投稿数が多くなりそうでTL(タイムライン)荒らしになりかねないと考え、あっさり断念したのでした^^;

 

さらに言うと、事故などのトラブルが起きた際にいち早く情報を掴めるツールとしても利用されるため、投稿のタイミングが悪いと路線名や駅名を含んだ投稿が検索妨害として扱われる場合があります。

そこを加味しても、やはりTwitterでの旅記録の投稿は向かないなぁと。。。

 

 

Twitterの他には、ほぼ幽霊部員的なポジションではありますが、こう見えても(?)Instagramもやっていて、ある程度の長文は入力出来るからと旅記録を投稿を試みてみたことはありました。

開始直後は想定よりも順調に投稿出来ていましたが、しばらく投稿を続けている内に、とんでもない事に気付きました。それは、一部のユーザーから放たれるいいねの連打

「〇〇がいいねしました」という通知が3,4秒間隔で立て続けに数十件も来たのです…!

 

なお、1投稿に含めた文字数は平均400字程度で、画像も必ず複数枚入れていました(字数はこれでもかなり分割や削減をしたつもり)。

3,4秒でこの文章量を読みきるのは速読達人でもない限り難しいでしょうし、画像まで見尽くすとなれば横スクロールの手間もある以上ほぼ無理かと思います。

内容や画像の枚数に関係なく連打されていたことから、恐らく実際には文章を読まれていなかったのではないかと…。

あちらでは写真が主役ゆえ、文章を読んでもらえないのは致し方ないと割り切るしかないですね。。。

 

 

…で、旅記録の発信ツールをあれこれ迷った末、結局はブログが一番向いているだろうという考えに行き着きました。

そして、その中でも何故はてなを選んだのかと言うと、

  • 文章をちゃんと読んでもらいたい
  • でも写真も見てもらえたら嬉しい
  • デザインや操作画面はシンプルな方が良い

といった自分自身の思いとマッチしそうだと考えたからです。

 

はてなは昔から、真面目にしっかりと記事を書く人が多い印象がありました。最近は過去の印象よりもややゆるめに書く人が増えた気がしまますが、キラキラウェーイといった言葉が似合わないのは一貫していて、そのシンプルさに安心感を覚えています。

 

今後少しずつ語り出す旅についても、これらの言葉とは無縁の黙々としたひとり旅で、かと言ってお堅いという訳でもないので、自分にとっては丁度居心地が良いかも知れないと考えたのでした。

あと自分は旅の専門家ではないので、本来の目的である旅記録の発信をしつつも、敢えてカテゴリには縛られず日常など他の話題についても投稿してみたいです。

決して文章力に自信がある訳ではないものの、文章を書くことは嫌いではないので、ゆるく楽しく末永く続けて、おうち時間を充実させられればと思っています。

 

 

久々の投稿ゆえ、つたない文章になっている気もしますが(なんて言い訳は良くないと分かっちゃいるけど)、いずれこの記事が、未来の自分に失笑される日が来ることを夢見ています。

 

それでは、出発進行!