半人前なりの日常ときどき旅趣味語り

ほんのり鉄分を含んだ、過去の旅の思い出を

2013.8.28_近場で気ままに鉄旅_横浜線、相模線、東海道線、御殿場線…

どうも御無沙汰しています。鐵猫です!

リアルの忙しさから解放されてきたので、ようやく更新できましたヽ(^o^)丿

 

さて今回は、2013年8月28日に行った鉄道旅の思い出を、余談も交えながら語っていきます。

この日は、自分の住む埼玉から、ひとりで行った事のない静岡まで、日帰りでちょっぴり足を伸ばしてみようと、このような行程で旅をしました。
大宮→横浜→東神奈川→橋本→茅ケ崎→国府津→小田原→熱海→沼津→御殿場→国府津→大船→横浜→大崎→上野→大宮

 

当初は身延線の乗車も検討しましたが、前回の行程と近くなることや、時間的・体力的な制約を考慮し、もう少し身近な御殿場線を通ることにしました

(身延線は2019年に全線乗車しました。その時の記録も投稿予定ですので、お楽しみに!)

今回も文章長めですが、前の2回の旅記事と比べて文章量は若干少ないです。

 

それでは出発進行!

 

大宮~東神奈川 何となく、ごめんなさい…

大宮駅から湘南新宿ラインに乗車し、横浜駅に到着したのは9時50分。早朝5時台には既に電車に乗っていた過去2回の旅と比べて、かなりノンビリ出発でした。

というのは、この日は鉄分補給をする事よりも、18きっぷを1回分でも多く使う事や、病み上がりの身体に負担を掛けないことを重視していまして、ソフトめな行程にしていたんです。

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横浜駅で電車を降りた時、ホームの幅広さにちょっと驚き…!

それと同時に、わりと主要な駅ゆえに、これだけホームが広くても朝や夕方のラッシュ時間には人がゴミのよう人で溢れかえるようになるのかな?等と考えていました。

ひとまず、通勤通学ラッシュの時間帯を避けたのは正解だったようです。。

 

せっかく横浜に降りたんだから、と思い、改札を出て駅前を少し歩いてみることに。

主に東口側を歩いていまして、聞こえる話し言葉訛りを感じない点や、エスカレータの乗り方が同じである光景から、「埼玉や東京とは別世界」という個人的な先入観が払拭されて、安心感や親近感を覚えました。

これはあくまで主観なんですが、埼玉や東京で見かける人々と比べて身なりが綺麗めな感じに見えて、街並みも洗練された雰囲気に思えて、まったくの普段着であったことで「なんかごめんなさい」と密かに思うようになり…

 

わずか10分足らずでソソクサと横浜駅改札内に戻り、京浜東北線東神奈川駅へ。

東神奈川駅のホームには、このようなポスターが貼られていました。

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横浜線京浜東北線、どっちの路線の電車が来るか分かりやすくするため、このような工夫をしているようです。夜とか時間帯によっては「映え」の写真も狙えそう…は言い過ぎかな?

 

LED照明での発車案内のポスターはもう1種類ありまして、こちらでは鉄道員さんの両側で横浜線京浜東北線の電車が仲良く握手♪

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…は良いんだけど、よく見たら横浜線の電車、2013年当時はまだ運用開始されていなかったはずのE233系6000番台!!?

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少なくとも、205系には見えません…よね?

ホームだけでなく、電車も時代を先取り(?)していたのでした。

あと、横浜線が両方右手になっている気がしますが、そっとしておきましょう……

 

 

東神奈川~茅ケ崎 横浜線と相模線

…ひねりの無い見出しですが、続きです。

東神奈川駅から横浜線に乗車して、10時57分に橋本駅に到着しました。

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横浜線での橋本駅の両隣は、相模原(さがみはら)駅と相原(あいはら)駅。読みは違えど漢字表記は似ているのが面白いです…!

駅名標で両隣の駅名がよく似ている場合には、漢字の上にひらがなのルビが書かれる例もありますが(新白河駅での白河白坂など)、ここではローマ字表記があまり似ていないためか、ひらがなルビは見られませんでした。

 

一旦改札を出て、駅周辺を散策。橋本駅周辺は、横浜駅周辺と比べれば良い意味で庶民的な雰囲気で、少なくとも「こんなカッコでごめんなさい」という思いにはならず済みました。。

 

橋本駅前での散策中に立ち寄った店で昼食を買った後、茅ケ崎駅に向かうため相模線に乗りました。

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ここだけで活躍する、扉が付いているかのような独特な前面デザインが特徴的な、205系500番台。

側面だけ見れば、車番を見なくても205系は何となく伝わってきますけど、とても個性的なお顔をしていますね…。

 

全線が単線の相模線。途中の相武台下駅で対向列車との待ち合わせがあったので、一旦電車を降りました。

ちなみに、自分の他にも鉄ちゃんらしき人が数人、自分と同じように一旦降りていたのが興味深かったです。無言で通じ合えているというか…暑い中ご苦労さんでした。。

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それにしても、この年季の入った駅名標、味わいがあって好きかも知れません。

相模線では他の駅にも、こういった味わい深い駅名標が設置された駅が多かったです。

 

そして、相武台下駅のホームからの景色がこちら!!

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この長閑な写真を見せて「ここは何県でしょう?」と問題を出してみても、自信を持って「神奈川県」と答える人は少なそうだと勝手に思いました。

特に、県外の人が連想する神奈川県は、みなとみらいや中華街といった都会的な所や、箱根や鎌倉など観光地色の強い所の場合が多い印象があるので…偏見に思えたらすみません。

(余談ですが、自分が仕事の都合で地方移住していた際、埼玉出身だと話したら「埼玉は新都心など都会のイメージしかない」と言われたことがあります。。。)

予想していなかった長閑さではありましたが、この景色はとても好きです(^^♪

 

相武台下駅の周辺は、線路を挟んで東西で建物の密度が全く異なり、東側は住宅などが密集しているんですが、西側(さっきの写真を撮った側)は田畑の割合が多めになっています。

その様子は、航空写真で見ても一目瞭然なので、興味がありましたら見てみてくださいませ。

 

 

茅ケ崎~熱海 海にはしゃぐ海無し県民

茅ケ崎駅に到着後、東海道線国府津行きに乗り換え、丁度お昼時だったこともあり橋本駅前で買った昼食を車内で食べました。

 

終点の国府津駅で下車し、小田原行きの電車を待っていた際、ホームから海がチラッと見えて大はしゃぎ!…もちろん、心の中で。

海無し県民にとっては、ほんのちょっとの海でも非日常で、胸騒ぎがするものなんですよ(但し個人差はあります)

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それと、鴨宮~小田原駅間で「あ!きれいな川が見える!」と思ってすかさず撮った写真があったので、お見せします。。

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いちおう酒匂川を撮ってみたはずなんですが、、、被写体が分からん!というツッコミはごもっともだと思います(川よりもトラス橋が主役に見えるし)

でも、うまいこと加工すればちょっぴりステキな画像になりそうだと思ったので、加工してみました。

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…何かの素材に使えそうな写真に変わったような気がしません…?

こうして写真を加工するのは自分は好きなので、今後は何かの機会に、加工した写真オンリーの記事も書いてみようかな?と思っています。

ただ、鉄ちゃんの中には、写真の加工を好まない人も多いようで、中にはトリミングさえも嫌う人がいると知って、加工を施す写真を見せることは内心ガクブルもしていますけどね(((;゚д゚))

(と言いつつ、写真を見やすくする為にトリミングや若干の色調補正は時々やっています)

 

なお、この鴨宮~小田原駅間では、すぐ隣に東海道新幹線が通っていまして、新幹線とすれ違うと近くの子どもたちが大喜びしていました。

よっ、子鉄ちゃん!

 

 

小田原駅に到着し、駅近くの土産屋を見ていて「修学旅行で行くような観光地」感と言いますか、とても遠くに来たような気分を味わっていました。当時まだ旅慣れていなかったゆえの心情かも知れません。まだ関東なのにね

 

ホームからは、伊豆箱根鉄道大雄山線の5000系が見えました。

1両18mと短めの車体に、かわいらしいお顔の3両編成。いずれ乗ってみたいと思います。

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小田原駅で熱海行きに乗り換え後、根府川駅に停車中、駅名標と海の共演がステキに見えたので思わず撮影…

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この写真も加工してみました。

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この加工後の写真、実は個人的にとてもお気に入りで、一時期PCの壁紙に設定していたり…。

天候を活かした写真が撮れると、「この日に旅ができて良かった」と思えます。

 

 

熱海〜国府津 はじめてのJR東海の在来線

その後、熱海駅にて島田行きに乗り換え。

実は、JR東海の在来線を利用したのは、これが人生初でした…!

この日乗車した車両は313系でしたが、普段乗り慣れている車両と比べて窓のバタつきがほぼ無く、しっかりした造りだという印象を受けました。

 

沼津駅で下車後、御殿場線の発車時刻が近くなるまで駅周辺を散策しました。

時間さえあれば島田駅まで乗ってみたかった…なんて思っちゃったのは内緒(笑)

 

ふと駅舎を見上げると、ある部分に違和感を覚えました。

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駅名や時計が設置されている部分のすぐ下にある、屋根のような形のライン…。

ここだけ鏡張りになっているのですが、お空の色を映していて、見る角度によっては向こう側が透けて見えるような錯覚を起こさせます。

写真で言えば、どちらかと言えば左側が透けているように見えました。

これに加えて、よく見ると駅舎の壁面の一部が若干立体的になっているなど、地味にイカしたデザインが凝らされた駅舎です♪

 

駅前には、沼津機関区(沼津運転区)の歴史を伝える、蒸気機関車の前面をイメージした石碑と、動輪が…。

銘板には、ここで活躍していた「C58 230」の名が刻まれています。

沼津駅の他にも、駅前にこうした鉄道にまつわる碑がある場所は多々あるので、次の列車が来るまでの待ち時間の合間に探してみるのも良いかも知れませんね。

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沼津駅周辺をひとしきり散策した後、御殿場線国府津行きに乗車しました。

写真には収めませんでしたが、御殿場線御殿場駅以東からの景色が特に印象的で、酒匂川やその周辺に架かる大きな橋たちに立体的な迫力を感じ、少し大げさかも知れませんが「圧巻」という言葉を使いたいほどにグッと来ました。

山々の景色が続き、それでいて終点の駅からは海が見える…そんな変化に富んだ面白味の深い路線でした。

 

 

国府津〜大宮 「あの電車」に遭遇

国府津駅では、先ほどチラっと覗き見感覚で眺めていた海に再会♪

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その後、東海道線のホームで大船行きの電車を待っていたら…

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まさかのE217系キターーーーーーーー!!!!!

 

…いちおう申し上げておきますが、決して狙った訳ではありません。ガチまぐれです(何その造語)

出会える確率が数十分の1という珍しい車両に、東海道線初心者だった頃に会えたとは…いわゆる「ビギナーズラック」でしょうか。なんてね。

ちなみに、現在このE217系は運用されておらず、また自分が乗車したのもこの日が最初で最後でした。

この時乗っておいて良かった。もっと言えば、この日のこの時間に出掛けて良かったと、改めて思いました。

 

そんなレア車両には大船駅まで乗車し、そこからは根岸線廻りで横浜駅まで戻りました。

その後は、湘南新宿ラインで大崎まで乗車、そこから山手線で上野駅まで、京浜東北線で大宮駅まで、という行程で乗り継ぎ、この日の旅を終えたのでした!

 

 

旅を終えての雑記

この日の旅で学び得たことは「下調べをし過ぎない方が旅は楽しめるかも知れない」「大好きと思える路線は意外と身近にあるかも知れない」ということでした。

 

まず、下調べについては、もちろん列車の時刻や当日の天気を確認しておくのは必要でも、「この名所は行くべき」「この絶景を見逃すな」等と言われる場所は敢えて知らない方が、純粋に自分の好きなものや惹かれるものに視点を当てやすくなり、尚且つ、新鮮味も味わえると考えています。

いわゆる観光ガイドと呼ばれる類のものは、創作で喩えれば「ネタバレ」に近いものだと考えており、基本的にはほぼ見ません。観光ガイドで知り得た情報を確認しに行くのでなく、自分なりの感性で楽しみを見出すのが好きなのです。でも創作のネタバレは何故か嫌いじゃない派

 

次に、大好きな路線について。今回の旅では、御殿場線という路線を好きになりました。当時の時点ではまだ日帰りで行ける範囲でしかひとり鉄旅をしておらず、「遠さと魅力は比例する」と漠然と思い込んでいましたが、今回の経験を機に、自分の住む関東地方を中心に、身近な路線もあちこち乗って魅力を見つけたいと思えるようになりました。

これからの旅でも、日帰りで行けるそう遠くない路線で感動を覚えるのですが…この話はまたの機会にしましょう。

 

王道に流されない、根拠なく決め付けない、思い込みに囚われない…日常生活でも役に立ちそうな意識だと考えています。

 

次回の記事では、乗り鉄そのものよりも、とある鉄道イベントを一番の目的とした鉄旅を書き綴ります。お楽しみに!

 

 

乗車した車両※記録したもののみ

クハE233-1075(横浜~東神奈川)
モハ205-193(東神奈川~橋本)
モハ204-507(橋本~茅ケ崎)
モハ313-2505(熱海~沼津)
モハ313-2610(沼津~御殿場)
クハ312-2336(御殿場~国府津
モハE217-2(国府津~大船)

 

 

今回はここまで!

最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

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